タルト・タタンは、フランスのソローニュ地方でホテルを営んでいたタタン姉妹がタルトを焼こうとしてオーブンから取り出そうとしたころ、うっかりひっくり返してしまったことから生まれたと言われている伝統菓子です。キャラメルの甘さとりんごの自然な甘みが絶妙に調和し、フランスの美味しいデザートとして広く愛されています。アイスクリームや生クリームなどと一緒に楽しむことで、さらなる美味しさを楽しむことができます。
▷材料（７cm×４cmのプリン型４個分）
りんご 3個 （ふじ、紅玉、つがるなどがおすすめ）
グラニュー糖 60g
無塩バター 30g
クローブ 4本
シナモンパウダー 小さじ1
ラム酒 大さじ2
クッキー 8枚（70g）
溶かしバター 30g
水 適量
トッピング
バニラアイスクリーム １個
ミントの葉 適量
▷作り方
1)りんごをむく。皮を剥き4等分に切って芯を取り除きさらに横３等分に切る。
2)フライパンにグラニュー糖30gと水小さじ１を火にかけキャラメルを作る。煙が出はじめて色がついてきたら フライパンをまわして均等に色つくようにして火を止めてバターを入れる。
3) 2)のバターが溶けたら1)のりんごを加えキャラメルと絡める。さらにグラニュー糖30g、シナモン、クローブ、ラム酒を加えよく混ぜる。クッキングシートで落し蓋をして弱火で30〜40分間煮る。途中りんごをひっくり返し、均等に色づくようにする。
4) 3)の粗熱がとれたらプリン型に詰めスプーンの背で押し込むように詰めて冷蔵庫で冷ます。ビスケットで底生地を作る。ビスケットを袋に入れ、めん棒などを使って細かく砕きボウルに移して溶かしたバターと混ぜ合わせる。
5)冷めた4)を取り出し、５のビスケットをスプーンなどで平らにのせて冷蔵庫で一晩冷やす。
6)お湯を入れたボウルに中に、5)の周りを温めて取り出し、器に盛りバニラアイス、ミントの葉を添える。
▷松尾幸造 経歴
フレンチ「シェ松尾」の元オーナーシェフ 1948年生まれ。国内のホテル、レストランに勤務後、スイスのホテル学校に留学。ヨーロッパにおいて高名ホテル、レストランを経て、1980年代東京·渋谷区松涛に一軒家レストラン「シェ松尾」を開店。2019年シェ松尾の会長を引退。
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